かつて多くの旅人が行き交い、文人に愛された蔦の細道。語り継がれる伝説と歴史、文化に触れながら、峠を越えない“ゆるりさんぽ”を楽しむコースです。
宇津ノ谷トンネル(国道1号線上り)の藤枝側にある道の駅です。地元で採れた新鮮な野菜や果物をはじめ、お弁当や地元の銘菓などを販売する直売店です。
もっとみる旧東海道宇津ノ谷峠越えの西の入口にある地蔵堂です。創建年は不明ですが、境内には寛文・元禄の年号が刻まれた燈籠があり、古くから峠を越す旅人の安全や村人の暮らしを守る存在として信仰されてきました。お地蔵様が、牛の鼻に付いた手綱を引いて歩かなくなってしまった牛を動かしたり、稲刈りをして困っていた百姓を手助けしたという伝説から「鼻取地蔵」や「稲刈地蔵」とも呼ばれています。祈願成就のお礼として鎌を奉納する風習があり、お堂の中には鎌や農具が残されています。日本遺産の構成文化財のひとつです。
もっとみる「蘿径(らけい)」とは「つたの道」という意味で、東海道が整備されたことによりそれまで多くの人が行き交ったつたの細道が廃れてしまったことを嘆き、かつて文学の古道として栄えたつたの細道を顕彰するため、文政13(1830)年に建碑されたものです。当時は東海道宇津ノ谷峠越えの西口を少し登った所に建てられていましたが、現在は坂下地蔵堂の裏に移設されています。日本遺産の構成文化財のひとつです。
もっとみる蔦の細道の藤枝側の登り口にある公園です。近くを流れる木和田川に沿って芝生広場や休憩所などが整備されていて、散策や水遊びが楽しめるほか、秋には紅葉の名所としても人気です。また、園内を流れる木和田川には国の登録有形文化財の砂防堰堤(さぼうえんてい)もあり、砂防事業についても学ぶことができます。
もっとみる明治43(1910)年の豪雨で木和田川上流の山が崩落し、下流一帯が大きな被害を受けたことから、土砂災害防止のために造られました。ロックヒルダム(巨石積堰堤)という工法が用いられ、その形状から「兜堰堤(かぶとえんてい)」とも呼ばれています。木和田川には8つの堰堤があり、全国的にも貴重な歴史的砂防施設として国の有形文化財に登録されています。
もっとみるつたの細道公園の東端、木和田川の上流にある2本の石積みの水路です。豪雨の際に雨水の流路を確保し、土砂災害を防止するために、築かれたもので、8基の砂防堰堤とあわせて明治44年から大正3年にかけて造られました。堰堤と同様に国の有形文化財に登録されています。
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