岡部宿を代表する「岡部宿 大旅籠柏屋」から、近年外国人にも人気の日本酒づくりを行う「初亀醸造」まで、バラエティに富んだコースです。
無住となり荒廃した状態から再興、江戸時代には岡部宿を代表するまでに興隆した寺院。本堂左の薬師堂では、寛政12(1800)年、当時83歳の木喰上人が2体の像を彫像したとされています。聖徳太子の立像は、瞑想にふける優しい顔立ちに、木喰上人の円熟した境地が滲み出た傑作中の傑作と名高く、藤枝市の有形文化財に指定されています。
もっとみる誓願寺の境内に安置されていた五智如来像を移し、公園として整備したスポットで観光案内所が併設されています。この像は、田中城主が誓願寺の本尊に病気平癒を祈願したところ、願いが成就し、病気が治ったことから、そのお礼として寄進されたものです。五智如来像は2組あり、後列が田中城主が寄進したもので、前列は明治の中頃に作り直されたものです。
もっとみる今や「吟醸王国」とまで称されるようになった静岡県で最も古い、寛永13(1636)年創業の蔵。昭和42年の鑑評会で大量の金賞を受賞し、全国に名を轟かせました。価格と品質の高さで話題を呼んだ「純米大吟醸 亀」は、現在でも入手困難な幻の高級地酒となっています。
もっとみる岡部宿を代表する旅籠(=宿)で、国の有形文化財に登録されています。2度の焼失を経て江戸時代後期(1836年)に再建された主屋は、当時の旅籠の様子を見ることができる貴重な歴史資料館となっていて、1階では、「東海道中膝栗毛」の登場人物、弥次さん喜多さんが女将のおもてなしを受ける様子が再現されています。 地場産品や工芸品のほか、地元の酒蔵の酒粕を使った甘酒や柏餅などの軽食が楽しめる「物産館かしばや」や、蔵を改装したカフェも併設されています。日本遺産構成文化財のひとつです。
もっとみる本陣とは、江戸時代に大名や旗本などが利用した格式高い宿泊施設のことで、岡部宿にあった2軒の本陣のうちの一つです。明治時代に宿場制度が廃止になるまでの約180年間、内野家が代々本陣職を継いでいました。当時の建物は残っていませんが、現在は、再現された門塀や平面にあらわされた建物の間取りから、往時の佇まいを感じることができます。日本遺産の構成文化財のひとつです。
もっとみる岡部宿の東口にある小さな観音堂で、元は最林寺(現在は廃寺)という古刹がありましたが、1808年の大火より焼失し、このお堂だけが残りました。向拝には獅子や象の彫刻が施され、天井には彩色豊かな花鳥図が描かれています。堂内には細かな装飾が施された2基の厨子が安置されていて、いずれも江戸時代後期の作と考えられています。岡部宿の東口にあるため、東海道を行く多くの旅人がここで道中安全を祈りました。日本遺産の構成文化財のひとつです。
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