蓮華寺池公園の湖畔に2022年4月にオープンした茶文化発信と観光交流の拠点施設です。1階にはカフェと物販コーナーがあり、公園を眺めながら美味しい藤枝茶を楽しむことができるほか、2階には展望回廊とレンタルスペース(和室)も設けられています。
建物のシンボルとなっている高く突き出た屋根は、明治34年(1902)にお茶の海外輸出を担う会社として創立された藤枝製茶貿易会社の建物(旧藤枝製茶貿易商館)の一部を移築したものです。明治時代に現在の場所(蓮華寺池公園)から400mほど西のところに建てられた商館は、藤枝の近代茶業の幕開けを象徴する遺産であり、その外観の特徴から「とんがり屋根の洋館」と呼ばれ、多くの人に親しまれてきました。