蓮華寺池公園夏の風物詩「藤枝花火大会」と蓮華寺池

藤枝の夏の夜空を彩る恒例行事「藤枝花火大会」。蓮華寺池公園内の山から打ち上げられる花火は、夜空だけでなく池の水面にもその姿を映し、優美で幻想的な景色を楽しむことができます。また、周囲を山に囲まれていることから、山に反響し迫力を増した打上げ音も体感することができるのも人気のひとつです。

img

日本で打ち上げ花火が盛んになったのは、明治時代の中ごろからと言われています。藤枝は古くから桐ダンスや桐下駄などの産地で、花火の火薬に使用される「桐灰」(桐を炭にしたもの)が手に入りやすかったこともあり、花火の製造が盛んに行われ、花火産業が発展していきました。市内には現在、明治創業の花火製造会社が2社あり、年間15万発もの花火が製造される全国屈指の花火生産地でもあります。

img

蓮華寺池で初めて花火大会が行われたのは大正11年。町の活性化や花火産業の発展を目的に、全国から名のある花火師が集まり、技術を競う全国規模の花火競技大会として開催されました。しかし、残念ながらこの花火大会は、第2次世界大戦の影響でわずか2回で幕を閉じてしまいました。その後、昭和30年頃に池のほとりにある蓮華寺延命地蔵尊の花火大会として復活し、昭和55年から「藤枝花火大会」として毎年8月7日の“花火の日”に開催されています。(オリンピック開催に伴い日程が変更される可能性があります)
都市化が進む市街地でこれだけの規模、迫力の花火大会が楽しめるのも、藤枝の花火が古くから蓮華寺池とともに市民に愛され、親しまれてきた歴史があったから。地元の花火職人の洗練された技術と斬新なアイデアにより生み出される様々な美しい花火とその迫力をぜひご体感ください!

img img
Top main icon08 Top main icon04 総合トップ 藤枝市エリア 静岡市エリア